自民党の茂木敏充幹事長が外交力をアピールしている。28日から東南アジアを歴訪し、米大統領選に立つトランプ前大統領との関係性も積極的に発信する。意欲を示す9月の総裁選に向け、外相経験を踏まえた「首相の資質」を印象づける狙いとみられる。
茂木氏は23日の会見で、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピンの4カ国訪問を発表。「外交、安全保障、経済、文化など幅広い分野の課題について、外相時代よりも少しフランクな立場で意見交換したい」と語った。
小泉政権で外務副大臣を務めた後、第2次安倍政権の2019年9月に外相に就任した茂木氏は、菅、岸田の両政権でも続投し、幹事長に就いた21年11月まで2年間、務めた。
最近の会見や講演ではトラン…